韓流ドラマ『仮面』から学ぶ 悪や困難の存在価値
韓流ドラマ『仮面』から学ぶ 悪や困難の存在価値
この世界に苦しみがある理由は、本当の自分になるため、成長し進化していくためだと一回目のブログで書きました。
以前見た韓流ドラマ『仮面』を例にとると非常にわかりやすいので紹介したいと思います。
「仮面」はどういう話かといいますと…
愛を知らずに育った御曹司ミヌ(ヒーロー役男性)は、同じくお金持ちのウナ(のちに死亡してしまう女性)と会社の為に愛のない政略結婚をしようとしていました。
一方、ジスク(主人公のヒロイン役の女性)は貧しい家庭に生まれ、父親の借金苦に巻き込まれ苦しい生活を余儀なくされていました。
ウナ(のちに死亡してしまう女性)とジスク(ヒロイン役の女性)は容姿が瓜二つでした。
結婚前にお金持ちのウナ(女性)がプールに落ちて死亡してしまい、ソクフン(悪役の男性)が貧しいジスクにウナの身代わりになるように脅します。
ソクフン(悪役の男性)の目的は御曹司ミヌ(ヒーロー役男性)を追い落として会社を乗っ取ることでした。
ジスク(ヒロイン)はソクフン(悪役男性)に脅されて仮面をつけてウナ(亡くなった女性)になりすまします。
愛のなかった政略結婚であったはずが…いつしか御曹司ミヌ(ヒーロー)とジスク(ウナの替え玉、ヒロイン)二人の間には本物の愛が育っていきハッピーエンドになるお話しです。
ここからが本題です。
デパートの販売員だったジスクは、どん臭くて、借金取りに対しても毅然と対応できずに、垢抜けない女性でした。
悪人ソクフンが理不尽な事を要求して彼女をどんどん追い詰めていきます。
追い詰められることで彼女は驚くほどの変貌を遂げていきます。
仮面を被って他人になることを強要されて暮らすことに苦しみます。
しかし、その苦しみが仮面を外して本当の自分になるために戦う強さの原動力になっていきます。
そして愛する人を守るために自分の中にある恐れを手放して戦っていきます。
ソクフン(悪役)がいなかったら彼女は成長できないままでした。
本当の自分を思い出すことはできなかったと思います。
ソクフンは悪人なのですが、存在意義があります。
成長し本当の自分になっていくためにこの世界に悪や困難があります。
それを理解するのに非常に良くできたドラマでした。
もし機会ががありましたら仮面を見てみて下さい。
ドラマの前半のおどおどしたジスクがソクフンの悪によって驚くほどの変貌を遂げていく姿が印象的です。
毅然とした強さを持ち、恐れを手放して、愛することのできる人に変わっていきます。
困難や苦しみが本当の自分になっていく原動力になっています。
仮面の中の名言だと思ったフレーズを紹介したいと思います。
「こんな言葉があるわ。
≪両方のポケットに紙を入れなさい。片方にはこう書いてある。
私は灰とほこりにすぎない。
もう片方にはこう書いてある。この世は私のために造られた≫
世界はあなたの為にあるの。だから怖がらないで」
輪廻転生を繰り返して、本当の自分になっていくために地球にやってきています。
魂の存在である私たちは永遠に存在し続けます。
この世界はドラマのセリフの通り、私たちの為にあります。
だから怖がる必要はありません。