自分を愛するとは具体的にどうすればいいか～自分を裏切る生き方をしない～

他者との関係は自分との関係と同じだと言います。

自分を愛することができている人は他者ともいい関係が築けるけれど、自分を嫌っている人は他者ともいい関係が築けない。

でも具体的に自分をどうやったら愛することができるか意外と分かっていなかったりします。

私自身、親子関係に失敗したところからスタートしていたので、自己無価値感も強く、自分を大切にできませんでした。

自分を愛するとはどういうことなのか分かっていませんでした。

今は自分を愛するとはどういうことかわかってきたのでかなり楽に生きられるようになりました。

今日はその話をしたいと思います。

親子関係に失敗して、親の顔色を見て行動するような育ち方をした人は、自分の感情に疎くなってしまう傾向があります。

常に相手を優先してしまい、自分の感情や欲求は意識できず抑えてしまったり、自らを犠牲にして他者のお世話をしたりして苦しくなってきてしまったりします。

私自身、他者との約束を守るために自分が無理をしてヘロヘロに弱ってしまったことがありました。

そんな時に読んでいた本に書かれていた言葉にハッとさせられました。

その言葉を紹介したいと思います。

神との対話３

P２６６　

他人を裏切らないために自分を裏切ること、それも裏切りだ。それは最高の裏切りだ。

魂の療法　

P１０２

自分を愛しなさい。他の人のいうことを気にしてはいけません。

もし、本当に人の申し出や義理を断りたかったら、はっきりと断りなさい。

それをし損なうと、怒りがしのび寄って来ます。

あなたはそれにかかわり合ったことに怒りを感じ、それを押しつけた人を恨むようになります。必要な時にはノーと言い、やりたい時にはイエスと言った方が良いのです。

したくないことを断れずにいると、病気になることがよくあります。

なぜなら、病気になるのは、より『受け入れやすい』ノーというい方法だからです。

なぜなら、自分の体が『ノー』とあなたの代わりに言っているのですから、断るしかなくなるのです。

自分の気持ちをはっきり言う方が、ずっと健康的です。

Tシャツに、これをおもしろおかしく一言で書いてあるのを、私は見たことがあります。

『ストレスとは、心がノーと言っているのに、口が勝手に開いてイエスと言っているときのことです』

以上引用終了

この二つの文章が胸に響きました。

後になってわかったのですが、他者は約束を守っていなかったけれど自分は無理をして約束を守ろうとしていました。

すると後になって相手に対して不満も溜まるし、自分もボロボロになるし、結局自分自身を傷つけてしまったと感じました。

それ以来、絶対自分の心に嘘をついてまで無理はしないと誓うようになりました。

体験から学んだことはカッチリ頭に入っているので、二度と無理をしない人間になることができました。

 自分を裏切る生き方がどれだけ自分を傷つけるかを知ったからです。

これも自分を愛するということの一つです。

自分を裏切らない生き方をすることによって、誰かの好意を失うこともあるかもしれないけれど、のちのち相手を恨むこともないし、自分を裏切らなかったことによって自分を守ったことになります。

自分を裏切る生き方をすると、それは本当の自分の生き方からどんどん離れていくことになります。

するといつの間にか苦しくなっていき、その関係を壊してでも本当の自分を取り戻そうとしなくてはいられなくなります。

結果、人間関係が壊れていくことになります。

私たちは本当の自分になるために地球にやってきています。

ですから、自分を裏切り他者の期待に応えようとしたり、本当の自分とは違う生き方を始めることは最終的には苦しい結果を招いてしまいます。

福原愛さんが離婚しそうですよね。

彼女は旦那さんの母国で住むことを選び、旦那さんの望む地域に自宅を構えていたそうです。

義理のお母さんには自身のオリンピックで使ったラケットをプレゼントしたとも聞きました。

旦那さん家族とよい関係を続けていくために彼女なりに努力をしたり、合わせたりしていたのだろうと想像がつきます。

でも、自分ばかりが相手に合わせ我慢を重ねていく生き方は、いつの間にか本当の自分ではいられなくなっていったのだろうと思います。

相手の旦那さんも合わせてくれるのが当たり前になっていくだろうし、愛ちゃんは合わせる事ばかりしていると苦しくなっていく。

最終的には壊すことをしてでも、愛ちゃんは本当の自分を取り戻したいと思うようになったのだろうと思います。

とにかく、自分を裏切らない、無理をしない。

これも自分を愛するということの一つです。