理解していくことで幸せになっていける

真実は準備ができた時に目の前に現れます

苦しみはすでにあるものに対しての抵抗~抵抗を手放す~  

 

苦しみはすでにあるものに対しての抵抗なのだそうです。

世界のスピリチュアルリーダーとして有名なエリックハルトトールの著書に書かれていました。

抵抗を手放すことで楽になっていけるし、その物事事態も好転していくそうです。

 

思考が現実を創造しますから、抵抗をして苦しむと、それが宇宙に届き同じような状況が届けられてしまいます。

しかし抵抗を手放し受け入れると内的に平和になりますから、事態も好転していくことになります。

 

実際に私はこれを実感する出来事がありましたので、今日はそれを例にとって抵抗を手放す大切さについて書きたいと思います。

 

 

結婚してから私は嫁姑問題に非常に苦労してきました。

よく聞く話ですよね(笑)

義理の母、意地悪なことをわざとする人でした。

義理の兄は、お嫁さんを守るために、義理の母に『こういうことはお嫁さんが嫌がるからしないでくれ』といつも守っていたみたいなんです。

しかし、夫は私がいくら意地悪されても、庇ってもくれないし、守ってもくれませんでした。

私に常に我慢をさせるというスタンスで、義理の母の意地悪について文句を言おうものなら、大切な母親に対してうるさいなという態度でした。

 

私としては、パートナーは自分を守ってくれるべきだという観念を抱いていましたし、助けてくれることを期待していたので、守ってくれない助けてくれない夫に対して落胆したり怒りが湧いていました。

とにかく苦しくて、体重がどんどん減ってしまったり、帯状疱疹になったりしていました。

これが抵抗しているという状態です。

 

夫にとっては母親が誰よりも大事な存在なわけで、それはもうすでにあるものなんです。

私がそれを受け入れることができずに、助けてほしい守ってほしい、義理の母に言って意地悪を止めてほしいと必死になっていました。

もちろん期待は裏切られますから苦しみになります。

すでにあるものに対しての抵抗という状態を何年も体験してきました。

 

ある時に、さすがに諦めようと思えたんです。

私がいくら夫のことを考えて味方になりたいと思っていても、その思いは伝わらないんだなと。

夫婦仲を壊すとわかっていてわざと意地悪をするような母親であっても誰よりも大切な存在なのだと思っているのだなぁと心底受け入れられたんです。

仕方ない、この人は誰よりもお母さんが好きなのだからと。

 

 

そして、守ってもらえないならば自分が強くなろうと自分で対処するようになっていきました。

 

夫はマザコンの部分を見なければ、一生懸命仕事を頑張ってくれたり、口うるさくいったりしない性格のいい所もあるのでそっちに意識を向けられるようになりました。

 

すると、彼に対してありがたいな…感謝だなという気持ちが湧いてくるようになりました。

私がそういう気持ちを抱くとやっぱりそれは自然と相手にも伝わるようになるのか、以前よりは夫の態度も良い方向に変化していきました。

今は、前よりも味方になってくれたり、義理の母に言ってくれるようになってきました。

 

抵抗を手放して、不足ではなく感謝に意識を向けたことで、その物事事態も良い方向に展開していったという体験です。

 

 

結局一番大事なことは、自分の意識、思考、感情が現実を創造しているんだということです。

すでにあるものに対して抵抗することで不足に意識が向きます。

夫は私を大切にしてくれない、失望した、不足している、こういった感情に意識を向けていると、それが宇宙に届き、同じような状況が繰り返し届けられてしまいます。

 

しかし、抵抗を手放すことで、感謝に意識が向くようになります、するとそれが宇宙に届けられて、ありがたいと思うような状況が宇宙から届けられるようになっていきます。

 宇宙は愛なので、その人が望んでいるものを与えたいと思います。

意識を向けているものを望んでいると捉えます。

その人にとって良いとか悪いとか判断したりしません。

 

ですから、苦しみの原因はもうすでにあるものに対しての抵抗なんだと気がつき、抵抗を手放すことが非常に大切です。

ポジティブに意識を向けることができるようになることでプラスの現実を引き寄せられるからです。

 

 

不妊治療を散々してきたけれど、どうしても子供ができなくて不妊治療を諦めた。

その後、普通に暮らしていたら、自然妊娠した。というような話をよく耳にしませんか?

 

妊娠できない、妊娠したいということに意識を向けていると、妊娠したいという

状況を欲していると宇宙は解釈します。

欲しい状況を望んでいる、自分は持っていないという状態を宣言していることになってしまいます。そして同じような状況が繰り返し届けられてしまいます。

 ですから抵抗を手放すことが大切です。

この話は、抵抗を手放すことでその物事事態も好転していく、その良い一例ではないかなと思います。

 

『私はいま、この瞬間を大切に生きます』エリックハルトトール著書の一文を紹介します。P156

 

まず、『すでにそうであるもの』を、その都度ありのままに受け入れることが、私たちに与えられている、最初のチャンスです。

『すでにそうであるもの』を、『そうでないもの』にくつがえすことはできないのです。『すでそうである』のですから、『YES』と言って受け入れるか、『そうでないもの』を潔くあきらめるか、どちらかしかありません。

 

P157

わたしたちの目には、状況が苦しみをこしらえているように見えますが、実際にこしらえているのは状況に抵抗している、自分自身なのです。

 

 

 

私自身、どれだけ抵抗して苦しんできたか数え切れません。

 

今の政治が汚いなと文句を言って抵抗しても変わらないし、彼のこういう性格が嫌なんだと散々訴えても変わるわけではないし、忘れっぽい自分を嫌ってきても変わらないし。

すでにあるものだと受け入れるか、潔くあきらめるかどっちかを選択してないと苦しみはいつまでも続いてしまいます。

 

私は、心臓が強くないので、一日の塩分制限があります。

中華とかラーメンとか大半のものが食べられないんです。

でも、塩分制限があっても食べられるものがあるのがありがたいと思って暮らしています。

父も心臓が強くなくて、塩分制限があるのですが、これは美味しくないとかって抵抗しているんです(笑)

すでにあるものに抵抗することほど無駄なことはないのになぁと思っているんですけどね。

 

ある時、飛蚊症というのが目の中に現れたんですね。

白い壁なんかをみるとヒヨヒヨ虫のようなものが視界に見えるんです。

出現したころはイライラして苦しかったです。

しかし人間は慣れるもので、共存共栄していこうと今は100パーセント受け入れています。

抵抗をすると自分が苦しくなってしまいます。

 

とにかく、苦しみの原因はすでにあるものに対しての抵抗なんだと忘れずにいて、できるだけ抵抗を手放すように心がけてみてください。

驚くほど生きるのが楽になっていきます。

 

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