間違いながら迷いながら進んでいくのが人間の自然な姿です
あなたは、ここまで歩いてきて、少しずつでも優しい人になってきていますか?
それならば間違いなく正しい道を進んでいます。
人生がどちらの方向に進んでいくのかわからず暗闇の中で苦しんでいるでしょうか?
ブライアンワイス博士の≪魂の療法≫という本に印象的な言葉が載っていたので引用させてもらいます。
P19
大切なことは速度ではなく、進む方向です。
より愛情深く、より心やさしく、暴力的でない人間になってゆくようであれば、あなたは正しい方向に進んでいます。
私と同じように、時には混乱したり、間違った方向に行って道を迷った揚げ句、また正しい道に戻ってくることがあるかもしれません。
そして、二歩前進して、また一歩後退してしまったように思える時もあるでしょう。
でもそれでもいいのです。
それが、人間の姿をしている時の、私たちのやり方なのです。
間違えてしまったり、人を傷つけてしまったり、失敗してしまったりして自分にがっかりし罪悪感を抱いてしまったりすることがありますよね。
でも、間違えながら進んでいくことが当然であり自然な姿であり正しい進み方なのです。
私も後からあれは間違っていたなぁと後悔することがあります。
そんな時は、2歩進んで1歩後退するのが人間の正しい姿なのだと自分に言い聞かせています。
それともう一つ。
その時の自分の意識レベルでは精一杯だったのだと自分を許すようにしています。
自分の間違いや失敗を許せるようになり生きるのがすごく楽になりました。
当時は何が正しいのか、何が間違っているのかわからなかったのだから仕方ない。
その時の自分なりには精一杯生きていたんだと。
そう考えられるようになると他者の行動も許せるようになります。
相手もその時の意識レベルでは精一杯だったのだろうと思えるからです。
本当の自分ではない生き方を散々してきて苦しみ、やっと本当の自分である生き方を選ぶことができるようになるのですから、人間は間違えるのが当たり前です。
失敗を繰り返してやっと正しい生き方を見つけられます。
だから失敗してはいけない、間違えてはいけないなどと思い込んで自分を罰し、罪悪感を抱く必要は一切ないということです。
間違えて正しい生き方を選べるのですから。
この考え方ができるようになると、後悔をしなくなりますし、自分を責めて自分を傷つけることがなくなります。
すごく生きるのが楽になります。
間違った方向に進んでいき目的地にたどり着けない事はあるのかと心配になりますか?
全員がいつかは目的地に辿り着けます。
選んだ道が間違っていたと気がつき、何故間違えたかを学び、正しい道を選ぶことができるなら成功へ向かいます。
輪廻転生を繰り返している魂の存在である私たちにとって間違った道は、あるように見えて実はないということです。
失敗したところで人生が終わってしまったとして、それを見た人はあの人の人生は哀れだったと思いますよね。
でも、その人が肉体を離れた後で人生を振り返り、次は同じ失敗を繰り返さないと誓い、来世を生きるなら成功します。
今生で日の目を見ない人も一生懸命努力していくことで来世で努力が実を結んでいくことがあるということです。
どの道を進んでいってもいつかは目的地に辿り着けます。
いつかは本当の自分になって幸せを感じられるようになっていきます。
暴力的ではなく、優しい人になっていっていると感じられるなら正しい道を歩んでいると信じてください。
私たちは、輪廻転生を繰り返して、成長し進化し、本当の自分になっていくために生きています。
愛の存在になっていくために生まれてきています。
経済的な成功や、社会的成功よりも、魂にとっては暴力的でなくなってきていること、愛情深い人間になっていっていることの方を大切だと思っているように感じます。
優しく、愛情深い人は世間では、毅然としていないと言われ、つらい役を押し付けられたりして苦しい状況に追い込まれている人も多くいると思います。
ここで重要になってくるのは、自分自身に対しても優しく、愛情深い人になっているかということです。
どっちらが重要かというと、自分が自分に優しくできているか、自分に愛情を注いでいるかの方がまず優先されるべきことです。
私はここがわかっていませんでした、優しい人になりたい、愛情深くありたいとは思っていました。
でも、これを他の人にしてあげたいと思っていたのに、自分にはちっとも優しくできていませんでした。
人の気持ちを優先し、自分は常に我慢をしたり、意地悪な人から離れなれなかったりしました。
大切なことは自分に対しても愛情深く、優しい人になっているかです。
優しい人はつい、他者を優先し、自分には厳しく批判的になっていたりします。
私たちは、自分に対しても優しく、愛情深くなっていくこと学ぶために地球にやってきています。
どうかそのことを忘れないでください。
メル・ギブの『メタ・ザ・シークレット』との一部を紹介しようと思います。
「孤独な人が沢山いることを知っていますか?もし、あなたが孤独ならば、あなたに秘密を伝授しましょう。あなたが自分とよい友達にならなければ、いつまでたってもあなたは孤独です。もし、あなたが自分の外側に友達を探しているのであれば、あなたは探す場所を間違えています。自分の内側に目を向け、自分を本気で見つめた時、あなたは自分の素晴らしさを感じるようになるでしょう。そして自分を愛するようになるのです。………
あなたは自分自身と良い関係を築かなければなりません。
そうしなければあなたはいつも孤独になってしまいます」
自分と友達になる?自分と良い関係になる?
具体的にどういうこと?って思いますよね。
一つは、自分を傷つける相手に近寄らないとか、自分の感情に素直に従うということです。
本当は嫌なのに我慢したりするのは自分を大切にできていない行為です。
自分に厳しく批判したり、自分を責めたり、自分を許さない、こういったことは自分と仲良くできていないということになります。
自分を許し、批判せず認めてあげる。
こういうことが自分と良い関係になるということです。
またこの話は大事なので詳しく書こうと思います。